
『ゆうきくんの海』 山元加津子/著 三五館
この間、実家に帰った時に、はま。父が、「こんな本めっけたで〜」と渡してくれた一冊。
内容を聞かずに持って帰ったので、ゆうき君が主人公の物語なのかなぁ?なんてのんきに思いつつ、ページを開いてみました。
ところが、本の内容は、物語ではなくて、エッセイ集。
著者は養護学校の先生をしていて、そこで出会ったたくさんの子供たちのお話が書いてありました。
登場する子供たちは、病気や障害もさまざま、今も元気でがんばっている子、天国へ旅立ってしまった子…そのすべてが本当のお話。
ブランコが大好きなけん君。なぜかいつも傷だらけだった天満君。
読んでいて、はま。が小さい頃に出会った養護学級の友達たちのことを懐かしく思い出しました。
はま。が低学年の時に通っていた小学校には、養護学級がありました。
(4年生の時に引っ越しちゃったけど。)
引っ越した先の小学校と中学校の近くにも養護学校があって、よくその学校と交流会をしていました。
だから、車椅子の子や義足をつけた子などなど、俗に障害者と呼ばれる方たちがいつも身近にいました。
小さい頃から、いろんな子がいて、人それぞれできることとできないことがあって、自分ができることがあったら、誰かを助けるのは当たり前。
そんな風に育ってきました。
少しだけ教師をしていた頃、近頃の学校って、勉強勉強って言い過ぎて、もっと他の大切なことを教え忘れている気がするなぁと感じたものです。
でもそれが何なのか、その頃はわからなかったけれど、この本を読んでみて、あぁこういうことかって思ったんだ。
学校は、勉強をするところでもあるけれど、たくさんの人たちに囲まれて、いろんな立場や環境、考え方があるってことを学ぶ場でもあると思う。
他の人がどういう考えを持っているのか?今どういう状況なのか?、そして、それを自分のこととして置き換えて考えてみる。
そうしたら、自然と命の大切さとか、思いやりとかが身につくんじゃないかな。
困っている人がいたら、気張らずに自然と手を差し出せるような、そんな社会になって欲しいと思うはま。なのでした。
■山元加津子さんのHP
「たんぽぽの仲間たち」